ムーブ4wdの実燃費はいくつぐらいなのか?
低燃費で知られるムーブですが本当に燃費がいいのか、また実際にどのくらい走るのか気になりますよね。
せっかく軽自動車を購入するので、維持費が安く抑えられる燃費の良い車に乗りたいものです。
今回、ムーブ4wdの実燃費についてまとめました。
ムーブ4wd|実燃費とカタログ燃費
ムーブ4wdの燃費は、カタログではTOPAZ NEOエンジン車で27.6km/L、ターボ付きエンジン車では25.6km/Lとなっています。
では、実際に街中や高速道路で走ったときの実燃費はどうなるのでしょうか?
グレードや走行の仕方などによっても変わってきますが、大体実燃費は15~22km/Lといったところです。
TOPAZ NEOエンジン車では実燃費は16.5~22km/L、ターボ付きエンジン車では15.3
~20.4km/Lといったところです。
実燃費はカタログ燃費より値が小さくなると言われますが、どのグレードでもおよそ60~80%の値となっています。
ムーブ4wd|実燃費がカタログ燃費より悪い理由
カタログ燃費とは、国が定めた試験法に従って走行試験を行い計測されています。
しかし、実際に車を走らせる場合、道路の状況や車の状態、気候や環境のような様々な因子がありそれによって燃費が悪くなります。
たとえば、真っ直ぐの道を一定速度で走行するよりも、曲がりくねった道を走ったり頻繁にブレーキをかけたりしたほうが燃費は悪くなります。
渋滞に遭遇することもあり、その場合はもっと燃費が落ちるでしょう。
また、車はエンジンがある程度温まらないと本来の性能を発揮できないので、走り始めのときは燃費が悪くなってしまいます。
つまり、長距離を走るより短距離をちょこちょこ乗るほうが燃費は悪くなります。
このように同じ車でも様々な要因で実燃費は変わってくるので、カタログ燃費より数値は悪くなります。
ムーブ4wd|実燃費を良くする技術
ムーブ4wdはダイハツのエコ技術である「イーステクノロジー」が搭載されており、それによって低燃費化が計られています。
イーステクノロジーは3つの柱で成り立っています。
1.車両の進化
樹脂化ボディーや高張力鋼板により車体を軽量化したり、空気抵抗を少なくするフォルムや転がり抵抗を軽減することで燃費を良くしています。
2.ユニットの進化
熱技術を進歩させてエンジンの燃焼効率やCVTの変速効率を高めることで燃費を向上させています。
3.エネルギーマネジメントの進化
減速時に発生するエネルギーを利用してバッテリーを充電するエコ発電制御により燃費を向上させています。
ムーブ4wd|2wdとの実燃費の違い
ムーブ2wdはカタログ燃費31.0km/L、実燃費18.6~24.8km/Lであり、4wdの実燃費16.5~22km/Lより燃費が良いことが分かります。
これは2wdはエンジンに近いフロントのタイヤのみを駆動させているのに対し、4wdはフロントとリアの4本のタイヤを駆動させるのでより大きな駆動力が必要になってくるからです。
大きな駆動力を得るためにエンジンに負荷をかけているのでよりガソリンが消費されるという訳です。
ですから、特別な理由がなければ4wdより2wdを選んだほうが燃費が良くなり、維持費が安く抑えられます。
ムーブ4wd|実燃費を良くするには
実燃費を良くするには運転のコツがあります。
ひとつは発進時にゆっくりとアクセルを踏むことです。
急発進や急加速をするとガソリンをより多く消費するので、ブレーキを離したあとのクリープ現象を利用してゆっくり発進すると燃費が良くなります。
停止時には早めにアクセルを離し、エンジンブレーキを活用しましょう。
エンジンブレーキが効いている間は燃料がカットされるので燃費の向上につながります。
またタイヤの空気圧が低かったり、エンジンオイルやエアフィルターが汚れていても燃費が悪くなります。
月に1度適正空気圧まで調整したり、定期的にエンジンオイルを交換することで燃費が向上します。
ムーブ4wd|実燃費は優秀
ムーブ4wdの実燃費についてまとめました。
カタログ燃費より若干の低下はありますが、実燃費16.5~22km/Lはかなり優秀であると言え、維持費がかなり抑えられます。
これは、ひとえにダイハツの低燃費化技術の賜物と言ってよいでしょう。
また、走行方法を気をつけたり、メンテナンスをしっかり行うことで、さらに実燃費を抑えることができるので試してみてください。