BRZを安く買う方法をお探しの方、注目です。
BRZは、トヨタとの共同開発で生まれたスポーツクーペ。
近年、ファミリーカーが台頭してきているために、BRZにようなスポーツカーはかつてほど人気はありません。
ただ、BRZには往年のスポーツカーファンの心をしっかりと掴んで離さない魅力があるのです。
今回は、BRZの特徴から安く買うための方法をご紹介します。
BRZ 安く買う|基本情報
スバルのスポーツカーBRZは、2012年3月に発売が開始されました。
トヨタとの共同開発により誕生したスバル車初のFRスポーツカーで、トヨタ 86とは兄弟車種の関係になります。
BRZは
- B:ボクサーエンジン Boxer Engine
- R:後輪駆動 Rear wheel drive
- Z:究極 Zenith
を意味しています。
共同開発車であるトヨタ86と仕様上の大きな違いはありません。
ただ、
- ヘッドランプ
- フロントバンパー
- フェンダー部のエンブレム
- 内装デザイン
などが違う点です。
開発技術は両社から持ち寄られており、開発費も両社で折半されているとのこと。
一般的に、トヨタが車両コンセプトやパッケージングなどの企画策定と全体デザインをし、設計と確認作業はスバルが担当したとされています。
グレード・価格
BRZには5つのグレードがあります。
- R 6MT:2,678,400円
- R E-6AT:2,737,800円
- S 6MT:2,970,000円
- S E-6AT:3,029,400円
- GT 6MT:3,315,600円
- GT E-6AT:3,375,000円
- STI Sport 6MT:3,531,600円
- STI Sport E-6AT:3,591,000円
- R Customize Package 6MT:2,430,000円
BRZ 安く買う|BRZの特徴
BRZは、スバルらしい黒と赤を基調とした高級感のある内装やこだわりが見える外観が特徴です。
エンジンは、インプレッサスポーツやスバルXVに搭載されたFB20型エンジンにトヨタのD-4Sを掛け合わせたFA20型エンジンを採用しています。
それにより高性能かつスポーツカーとしては傑出したエネルギー効率を実現しているのです。
BRZのもう一つの魅力
BRZの魅力の一つしてあげられるのは、車高の低さからくる走りの爽快感です。
全高1,320mmというのは最近の車としては特に低いフォルム。
さらに、座席も限界まで下げられているため、まるで地面に座り込んでいるかのような感覚を得ることができるのです。
加えて、視界の広さは他の乗用車と比べても遜色ありません。
メーカークラスターが視界の邪魔にならないよう配慮されているため、車高の高い車に今まで乗っていた人でも違和感なく乗りこなせるようになっています。
BRZ 安く買う|BRZの強み
国内メーカーのスポーツカーは、
- 日本の景気後退
- 若者の車離れ
- ミニバン・SUVへの人気シフト
などでほとんど姿を消してしまいました。
スポーツカーは、ハッチバックやミニバンのように販売台数が見込めません。
そのため、BRZはスバルとトヨタの共同開発・販売という形を取ることで発売までこぎつけました。
未だに人気のAE86
軽量安価なFRスポーツのAE86(85)のトヨタカローラ・レビン/スプリンター・トレノは未だに伝説的に語られ、高い人気を誇っています。
AE86の発売当時と比べると、販売台数や標準装備される安全装備などが異なるため販売価格が200万円以下という設定は厳しいです。
ただ、BRZは水平対向エンジンを搭載したFRスポーツで200万円台から変える設定となっています。
それだけでも価値ある一台と言えますね。
BRZ 安く買う|値引き現状
BRZは、若者よりもスポーツカー世代である年配の方からの需要が多いのが現状です。
そのため、BRZの値引き交渉は安定してることが多いと言われています。
基本的な値引き額は、10万円~15万円ほどが平均的な値引き。
ただ、BRZは2016年にマイナーチェンジ、2017年9月に一部改良をしているため値引きは渋り傾向にあります。
発売から期間が経過し、モデルライフ後半に入っているBRZ。
趣味性の高いスポーツカーで発売当初は値引きが厳しい状況であったのと比べると、かなり値引きを引き出しやすい状況にはなっています。
さらなる値引きを求めている人は、
- 決算
- 月末
- イベント時
などディーラー側がどうしても売りたいタイミングを見計らえば、期待できますよ。
BRZ 安く買うための準備①見積もりをもらう
ディーラーや販売店に行くと新車見積もりをもらいます。
ここでもらう見積もりは、値引きが全く入っていないものやある程度値引きされているものなどお店や営業マンによって様々です。
まずは付属品はフロアマットだけ、車庫証明費用と納車費用のカットを申し出て無駄なオプションに惑わされないようにしましょう。
車両本体価格をはっきりさせる
最初から様々なオプションがついていると、車両本体価格の値引きがどれぐらいあるのかが分かりづらくなってしまいます。
車両本体価格からいくら値引きされているかはっきりさせることで、余計なことを考えずにすみますよ。
交渉後、車両本体価格が納得いくだけの値引きができたら必要なオプションを追加していくようにしましょう。
また、ライバル車の見積もりをもらうときも同様です。
全ての車を同条件で並べることで車両本体価格の話に集中することができるので、惑わされることがありません。
BRZ 安く買うための準備②ディーラーの事情を分析
ディーラーは毎月、目標販売台数が設定されています。
そしてこの目標販売台数の達成具合によってメーカーから奨励金が出るのです。
そのため、あと1台で目標販売台数に達するという状況のディーラーで商談すれば、いつも以上の値引き額を引き出すことが可能になります。
狙い目は毎月15日前後
新車は、陸運局に登録されることで販売台数に数えられます。
通常、契約から登録までには2,3週間ほど。
単純に計算すると、15日前後に契約したものは2週間後の月末30日前後に陸運局に登録され、その月の販売台数としてギリギリカウントされるのです。
この時期はどのディーラーも目標販売台数が達成しているかどうかの状況にあるので、このことを考えながら契約日を選ぶのも手ですよ。
BRZの納期
BRZは装備するメーカーオプションにもよりますが、納期は1ヶ月~3ヶ月となっています。
できるだけ早い納車を望む場合は、ディーラーが事前に注文していた
- 人気グレード
- 人気色
- 人気の装備
の組み合わせの在庫車である車両を選ぶことで可能になります。
ただ、車種によって納車までの期間が違うので、商談序盤に納車までのどれぐらいかかるのか必ず聞いておきましょう。
BRZ 安く買うための準備③営業マンの事情を分析
同じディーラーでも営業マンによって新車の値引き額は変わります。
営業マンにはディーラと同じように毎月のノルマが設定されており、ノルマを達成していない営業マンは大幅な値引きに応じてくれる可能性が高くなりますよ。
自分が与えられている値引き額を最大限に利用するだけでなく、契約をするためには店長に掛け合って値引き額を上乗せし必死に迫ってくるので期待が持てます。
巧妙な駆け引き
営業マンの売れ行きは、
- 交渉の際の必死さ
- 年齢
などから判断することができます。
ただ、営業マンも値引きされないように自分の事情を隠してくるのでそれをどのように引き出してくるかがポイントになってきますよ。
BRZ 安く買う方法①複数の販売店へ出向く
実際に販売店へ出向く際は、一軒だけで契約までいかないようにしましょう。
多少面倒ではありますが、複数の販売店へ出向き見積もりをもらってくるようにします。
ディーラーを経営する法人が異なれば、スバルディーラー同士の競合が可能なのです。
可能な地域であれば隣県に越境してのスバル同士の競合も非常に有効ですよ。
地域や県が変われば違う法人が経営している可能性も高くなります。
さらに、競合する店舗が多いほど値引きしてでも売りたい営業マンやディーラーに巡り会う確率が高くなりますよね。
そこで比較をし、値引き額の多い販売店を見つけてその販売店と値引き交渉をしていくようにしましょう。
BRZ 安く買う方法②兄弟車と競合
スバルBRZとトヨタ86は同じ工場で製造されている兄弟車です。
そのためこの兄弟車という利点を生かし比較しながら値引きをしていくようにしましょう。
見積もり合わせ
トヨタ86と競合させるためには、トヨタで86の見積書を取ってこなくてはいけません。
その際、見積もりは必ず購入を検討している同じグレードで同じボディーカラーの一台で見積もりを取ることを忘れないでください。
違うグレードの見積もりを競合させても、スバルの方が安く、標準装備が優れているため値引きに繋がることはありません。
見積もりをもらうときは値引き額が具体的に分かる見積書を取ってくるようにしましょう。
BRZ 安く買う方法③ライバル車と競合
値引き交渉を上手く進めるためにはライバル車の見積もりを取って競合させることは非常に有効なやり方です。
ただ、BRZは近年では珍しいスポーツカーの部類。
昔のように多くの自動車メーカーがスポーツカーを製造していないことから、ライバル車があまり多くありません。
その中でもライバル車といえるのは、マツダロードスターとホンダS660です。
ライバル車の見積もりもきちんと取る
購入しないライバル車の見積もりであっても、きちんと値引き交渉をしてから見積もりを取りましょう。
さらに、ライバル車のことはしっかりと調べて、BRZと類似しているグレードや装備を選んでおくことが必要です。
ディーラー側の営業マンもライバル車の見積もりを何度も目にしているはず。
現在のライバル車の価格相場を知っているのは当然なので、簡単に取っただけの見積書は相手に見抜かれてしまい交渉の材料にはなりません。
ライバル車①:マツダロードスター
マツダロードスターはスカイアクティブエンジンを搭載しており、マツダ独自の進化を遂げた一台です。
マツダこだわりのFRオープンスポーツとしてモデルチェンジを繰り返してきました。
新型ではエンジンを1.5Lにダウンサイジングしつつ軽量化に取り組み、先代モデルよりもさらに爽快さを増しています。
ロードスターはオープンなのでBRZとはやや異なりますが、数少ない国産FRスポーツとして競合車となりますよ。
ライバル車②:ホンダS660
軽ミッドシップスポーツS660はホンダが満を持して市場に投入しました。
バブル期に投入したビート以来の軽自動車のスポーツカー。
ターボエンジンを居住スペースの後ろに搭載することで運動性能を高めています。
運動性能の向上に注力したパッケージングである一方で、荷物の収納スペースなどはほとんどなく、日常の足としての使用にはかなり制限があるのでユーザーを選びますね。
BRZ 安く買う方法④スバルショップに行く
スバルショップは、直営店とは別にその街に密着したサービスを提供するために展開しているものです。
小さなお店なのでその街のニーズに一番応えてくれる頼もしいパートナーのお店。
スバルショップは直営店との独自のルートを持っている場合が多いので、そのルートを使ってBRZを安く入手することができるのです。
値引き交渉がスムーズに
購入予定のスバルショップで
- 自動車定期点検
- その他アフターサービス
- 車検
などを全て行うことを伝えることで値引き額が増える傾向にあります。
駆け引き交渉が苦手な方はスバルショップをおすすめしますよ。
BRZ 安く買う方法⑤営業マンと親交を深める
今すぐに買い換えたいということでなければ、長期戦を視野に入れて営業マンとの関係を深めておくのも一つの手ですよ。
新車市場が一番動くのは、決算前の3月もしくは9月です。
頻繁にディーラーに通って営業マンと親交を深め、決算期に勝負をかけるようにします。
1台でも多く売りたい営業マンと少しでも安く買いたいお客の利害関係が一致すれば、交渉はスムーズに進みます。
さらにその際、親交の深い間柄となっていれば多少の無理をいっても受け入れてくれる可能性は大きくなりますよ。
BRZ 安く買う方法⑥下取り価格は事前に調べる
下取りをする車がある場合、ディーラーが提示する下取り価格を鵜呑みにしてはいけません。
ディーラーでの下取りは一見、合理的で便利なサービスのように見えます。
しかし、営業マンたちはこれを利用して車両本体価格の値引き額を抑えようとしてくるのです。
下取り価格は最初わざと低く設定されていることが多く、交渉の中でだんだんと上げていくため、お客は大幅な値引きをしてくれているような錯覚に陥ってしまいます。
これが営業マンのセールステクニックなのです。
買取価格と下取り価格に大きな差
通常、下取り価格は買取価格よりも低いケースが多いです。
そのため、私たちは事前に自分の車がどれぐらいで買取られるのかを自分で調べる必要があります。
面倒だと感じてしまう人も多いと思いますが、最近ではインターネットですぐに査定してもらえます。
さらに、1社だけではなく複数社を一括で査定してもらえるので、簡単に自分の車を好条件で買取ってくれるところが分かりますよ。
下取りと値引きは別々に商談
巧妙なセールステクニックに惑わされないようにするためには、最初から下取りなしで値引き交渉を行いましょう。
納得いくところまで値引き交渉ができたら、下取りをして欲しいことを伝えるのです。
そうすることで、車両本体の値引きは済んでいるので営業マンも下取り車の値段のみを交渉することになります。
ここで提示された下取り額を事前に買取店でもらっていた査定額を照らし合わせてみて、条件の良い方を選べばかなりお得になりますよ。
BRZ 安く買う|事前準備で賢く購入
憧れの車を買いたくてもなかなか手が出せないということはよくありますよね。
BRZは、メカニズムが世界的に見ても希少な構成であると同時に、ファン・ドゥ・ドライブな走行フィーリングを持つことが最大の持ち味の車。
あと少し安ければ買えるのにと悔しい思いをしている人も多いのではないでしょうか。
そんなときは、今回ご紹介したBRZを安く買う方法を参考に、事前準備をしっかりして賢く購入しましょう。
あなたのコツコツ積み上げた小さな努力が憧れの車へと近づけてくれますよ。