ノートeパワー高速燃費ですが、新型のノートeパワーはエンジンで発電し、その電気でモーターを回す力で走行する為、燃費は一般的なガソリンエンジン車に比べて改善が図られております。
一方、電気自動車に見られるパワー不足も新開発のモーターによって2.0Lのターボエンジン車にも匹敵する程のトルクを確保しており、高速道路を含め一般的な利用では不自由さを感じる事が有りません。
そこで、このノートeパワーの気になる燃費を高速道路での走行性能と合わせて確認してみましょう。
ノートeパワー高速燃費|実力
ノートeパワー高速燃費はどの位の実力を持っているのか、実際に高速道路を走行した実験結果から見てみると、渋滞の無い状態の高速道路走行でクルーズコントロールを使用し、時速90km/hの速度を維持し続けた場合、22.0km/Lから23.0km/L程の燃費数値を出す事が出来ます。
この高速道路の走行はクルーズコントロールを使用した事も有り、無駄なアクセルのオンオフが無い状態ですので、燃費の向上に貢献した事が考えられます。
但し、電気自動車としてこの22.0km/L程の燃費が良い物なのかを考えた場合には、もう少し良い燃費数値が欲しいと考えます。
但し、無駄なアクセルのオンオフが無く走行車線を他の車の流れと合わせた走行を行う事でノートeパワーの高速燃費をより向上させる事が出来ると考えます。
ノートeパワー高速燃費|車の特性上悪くなる
ノートeパワー高速燃費は、車を走らせ方や、その時の車の状態によって燃費の悪化を招いてしまう場合が有ります。
ノートeパワーは電気自動車ですがエンジンで発電した電気を使いモーターを駆動し走行する為、電気の使用量が増える高速走行ではどうしてもエンジンからの発電量に負荷が掛かって来ます。
その為、定常走行に比べて燃費の悪化が考えられます。
特に高速道路を走行中に追い越し車線に出てからの加速や追い越しを繰り返す事によって燃費の悪化を招いてしまうと考えます。
更に、走行時のエアコンやヒーター等の使用量の増加によっても燃費に与える影響が有ります。
ノートeパワー高速燃費|走行性能
ノートeパワー高速燃費とその走行性能について考えて見ましょう。
高速道路での走行で燃費を良くする為には、アクセルの急激なオンオフを避けたアクセルワークが重要になりますが、ノートeパワーの場合、充電されている電気の消費量を急激に上げてしまわない走り方が大切です。
但し、ノートeパワーが搭載しているモーターは2.0Lクラスのエンジンに相当するパワーとトルクを発揮できるため、高速道路での走行性能は90km/h程度をキープするので有れば全く問題を感じる事は有りません。
特に直進安定性やより静かになったエンジン音等のおかげでとてもスムーズな走行性能を実現しております。
ノートeパワー高速燃費|街乗り燃費との比較
ノートeパワー高速燃費の実力は街乗りと比較してどの位の変化が有るのかを探って見ましょう。
高速道路での走行時には22.0km/Lから23.0km/Lの燃費を維持する事が出来ますが、市街地等の混雑の激し街乗りではその燃費は17.0km/L程に落ち込んでしまい、郊外等の比較的車の流れがスムーズな街乗りでは20.5km/L程まで伸ばす事が出来ます。
これは一般的にどの車でも言えますが、街乗りの場合にはどうしてもアクセルのオンオフが頻繁に行われる為、どうしても燃費の悪化に繋がってしまう物と考えられます。
但し、電気自動車であるノートeパワーですので、エアコンやヒーター等電気消費を抑える走行を行う事で平均燃費は1.0km/L程の改善を図る事が出来ます。
ノートeパワー高速燃費|カタログ数値
ノートeパワー高速燃費ですが、日産のカタログに記載されている数値は、JC08モード燃費で34.0km/Lとされております。
一方、高速道路での実燃費は22.0km/L程で有る事から燃費達成率は64.7%程度になります。
但し、この燃費達成率は他社のハイブリッド車と比較した場合、トヨタのプリウスで70%、トヨタのアクアで60%程で有るとされている為、電気自動車やハイブリッド車のカテゴリーで比較した場合にはごく平均的な数値で有る事が判り、電気自動車である事により特別ズバ抜けた数値でない事が理解できます。
又、実走行燃費はJC08モード燃費と比較した場合、7割程度になってしまう事は一般的なガソリンエンジン車でも同じ事が言える為、結果的に燃費が良いノートeパワーにはメリットを見出す事が出来ると考えます。
ノートeパワー高速燃費|最後に
ノートeパワー高速燃費は、日産の技術によって電気自動車に生まれ変わりました。
特に電気自動車の最大のメリットである経済性を見た場合、その燃費は22.0km/L程を記録する事が出来、経済的なメリットは充分に感じる事が出来ます。
しかし、ユーザーの使い方次第では燃費の悪化を招いてしまう場合が有るので、常に経済走行を意識しておく事が大変重要です。
この高速道路での経済走行は、急激なアクセルのオンオフを行わない事が重要で、クルーズコントロール等の機能を有効活用する事も高速燃費を向上させる事が出来る手段と言えます。