ワゴンrsエネチャージの評価をご紹介します。
エネチャージはスズキが新たに開発したエンジンアシストシステムで、特に車を加速させる時にエンジンをアシストし、より低燃費を実現してくれるシステムとなっております。
搭載されるモーターは、従来のモーターに比較して発電機能の30%向上、エンジンスタート時のスターターモーターの機能、さらに加速時のエンジンアシスト機能を持たせて有ります。
さらに、バッテリーも大きく改良されSエネチャージ車専用のリチウムイオンバッテリーを搭載、充電や給電機能を大きく向上させエンジンアシスト時の大電流に対応できるようになりました。
では詳しく見ていきましょう。
ワゴンrsエネチャージの評価│経済性について
ワゴンrsエネチャージにおける経済性について、スズキのカタログ上での燃費は32.4km/Lとされており、この数値は軽ワゴン車としてはナンバー1の数値となっております。
一方、実燃費はどうなのかが大変気になりますが、現状で多く寄せられている報告としては実燃費18.0km/Lから22.0km/Lほどだとされています。
ただし、遠出のドライブなどで使用された場合には、25.0km/Lを超えるような実燃費も報告されており、このSエネチャージが搭載されたワゴンRの経済性を考えた実力の高さを感じることができます。
ワゴンrsエネチャージの評価│裏に有る新技術
ワゴンrsエネチャージが、かなり高評価である裏には、ワゴンRの開発販売を行っているスズキの努力を感じることができます。
特に、このSエネチャージに関しては従来のエネチャージ技術を踏襲しつつも大幅な改良が加えられております。
まず、大きく変わった点としては、モーター機能付き発電機の新規開発です。
新しいモーターにはエンジンのスターター機能とモーターアシスト機能を持たせており、車の減速時に発電した電力を、車の加速時のエンジンアシストのエネルギーとして再利用する方式が取られております。
また、この減速時に発電された電力を蓄えるバッテリーも大きく見直され、Sエネチャージ車専用のリチウムイオンバッテリーを開発、エンジンアシストの大電流にも対応できるように大幅な改良が加えられております。
ワゴンrsエネチャージの評価│走行性能
ワゴンRSエネチャージの走行性能としては、搭載されているエンジンの特性を街中走行時の使用頻度の高い低中速域での機動力を向上させていることもあり、非常に小気味良い走りを実現しております。
さらにモーターアシストのサポートもあるおかげで、坂道や高速道路での走行もとてもスムーズな走りが可能です。
また、このスムーズな走りを可能にしているのが、副変速機構付きのCVTや車体構造の見直しによる軽量化や安定性の向上です。
一方、走行性能の向上に伴い、ドライバーが受けるエンジン音や振動等のストレスを低減させております。
特にアイドリングストップからのエンジン再始動時の音や振動はほぼ感じることが無いほどの仕上がりになっております。
ワゴンrsエネチャージの評価│居住性とエクステリア
ワゴンrsエネチャージにおける居住性や車内エクステリアですが、従来のワゴンRと同様に室内空間の広さは十分に満足できるレベルです。
ハイトな軽ワゴンの特徴でもある天井面の高さが確保されているため、窮屈感は全く感じられませんし、後部座席はスライド機能があり、乗車した人の足が、前の座席に当たってしまうということもありません。
さらに、トランクルームは後部座席の位置のアレンジによってその広さを変えることができ、荷物を積み込むスペースについては全く不便さを感じません。
一方、エクステリアとしては、各所に収納場所を配置しており、従来のワゴンRに比べて収納エリアは格段に増えております。
ワゴンrsエネチャージの評価│安全性能の向上について
ワゴンrsエネチャージの安全性能について確認してみましょう。
新しいワゴンRSエネチャージ車には、スズキの安全性能技術が多く盛り込まれております。
その主な機能としては次のようなものが挙げられます。
まず、デュアルセンサーブレーキサポート機能です。
フロントガラスに設置された2つのセンターの働きによって、前方の車の動きや歩行者等を検知し、危険を感じた場合には自動ブレーキをかけたり、ブレーキを掛けるためのサポートを行ってくれます。
また、近年急増しているアクセルとブレーキの踏み間違えに伴う衝突を防止する誤発進抑制機能や、わき見運転等による走行車線を逸脱しそうな時の注意を促す車線逸脱警報機能、蛇行運転等を起こした場合のふらつき警報機能等を搭載しており、Sエネチャージによる経済性の向上と共に安全性能の向上にも努めております。
ワゴンrsエネチャージの評価│まとめ
ワゴンrsエネチャージ評価としては、新たに開発されたエンジン構造とそのアシスト機能による燃費向上等の経済面の評価の高さをうかがうことができます。
一方、従来のワゴンRから受け継いでいる車内の居住性の高さやその使い勝手の良さなども、ワゴンRSエネチャージの高評価に繋がっていることがわかります。
さらに、最近の車ではほぼ主流になりつつある安全性能の向上も合わせ、ワゴンR人気の高さは、この先も維持されていくものと考えます。