ヴォクシー残クレ月々の支払いについて調べてみました。
ヴォクシー (VOXY) は、トヨタ自動車が販売している5-8人乗りのミニバン型乗用車です。
「ライトエース・ノア」の後継車種として、「ノア」(旧「タウンエース・ノア」)と同時に発売されました。
カローラ向けのノアとは対照的にドレスアップ要素が強いことが特徴で、車をドレスアップすることが趣味の若い層のファミリーカーとしてを人気を集めました。
現行モデルは3代目で、ガソリン車のほかにハイブリッド車の「HYBRID X」と「HYBRID V」が用意されています。
ハイブリッド車に興味はあるけど値段が高くて手が出せない方のために、今回は、残価設定型クレジットプラン(通称:残クレ)を使った場合の月々の支払い料金についてご紹介します。
ヴォクシー残クレ月々の支払い|残クレ(残価設定型クレジットプラン)とは?
「残価設定型クレジットプラン」はトヨタを始め、ホンダや日産などほとんどの車の販売店で設定している分割型のローン契約のひとつです。
契約時に設定された年数(3から5年)や車種によって残価率が設定され、設定された残価率から求められる残価を新車価格から引いた残金を設定された年数で分割して支払う新車の購入方法のことです。
例えば、価格200万円で3年契約で残価率50%の場合、新車価格200万円から残価100万円(200万円の50%)を引き、残りの100万円を3年のローン(36回払い)で支払うというものです。
通常の分割払いに比べ、月々の支払い料金が大幅に減るのが特徴で、車のローンが家計を圧迫するのを軽減する点が挙げられます。
残価設定型クレジットプランは、当初3年契約しかありませんでしたが、最近では5年契約ができる販売店も多くなってきており、新車購入の選択肢の幅が広がっています。
ヴォクシー残クレ月々の支払い|メリットは?
トヨタの車種のなかで、ヴェルファイアやアルファード、ハイエース、アクア、プリウスなどの車種は中古車市場においても価格が下がりにくい人気の車種であるため、残価設定プランで購入する場合の残価率が高く設定されています。
ヴォクシーハイブリッドも、ファミリーカーとして使えることや、ハイブリッド車であることが評価され、3年契約で50%前後、4年契約で40~45%、5年契約で40%前後で比較的高い設定がされています。
また、月々の支払いも通常のローン契約の支払いの6~7割の支払いの抑えられることが大きなメリットです。
ヴォクシー残クレ月々の支払い|どういう人が向いているか?
残価設定型クレジットプランは、契約でローンの支払いがを満了した際にいくつかの選択肢が用意されています。
- 別の新車へ乗り換える。
- 車を返却する。
- 残価を一括またはローンで支払って買い取る。
の三点です。
新車への乗換え
まず、「新車への乗換え」は3年契約であれば車検を通す必要が無く、その分の費用を浮かせたまま 次の新車に乗り換えることができるため、もし「ヴォクシー」が自分にあっていないと思ったらその時にスパッと車種を交換することができます。
また5年契約の場合、一度だけ車検を通さなければなりませんが、新車からの車検であるため、交換が必要な箇所が少ないはずですので、費用は低く抑えられます。
ですので、初めてハイブリッド車を購入した人など、実際の維持費やその他乗ってみないと分からない事を知るための入門用として残価設定型プランを利用して購入するのをオススメします。
車の返却
次に、「車の返却」はそのままの意味で、車に乗る必要がなくなった場合に選択します。
買い取る
最後に「買い取る」場合は、3年~5年の間に実際に乗ってみて、自分の生活にあっていたり愛着がわくなどで、長く乗り続けようと思ったなどの場合には、残価を一括やローンで支払い買い取ることで自分の車として扱えるようになります。
ヴォクシー残クレ月々の支払い|注意点は?
残価設定型クレジットプランで購入した車は、ローンの満了時に購入時の姿に戻す必要があり、「購入時に設定された残価」と「現在の査定結果によって決められた残価」を計算し、マイナスであった場合、追加で支払いが発生する事がある点に注意が必要です。
車をぶつけるなどして、凹んでいたり、傷が付いている場合や、またタバコやペット、子供のいたずらなど、車内の傷や汚れなどで交換が必要となる場合などは残価の査定でマイナスになる原因となります。
「クラウン」は高級車ですので、内装の交換などによる費用が高額になる場合があるため、契約時にこれまでどのような事例があったかを聞いておくと安心できると思います。
車を交換や返却する場合、販売店は引き取った車を中古車として販売するため、できるだけきれいな状態で返却してもらう目的であるためそうなっており、契約内容にも盛り込まれていますので、契約の際にはいちど確認することをお勧めします。
そのほかにも、走行距離にも注意が必要で、年間の走行距離にも制限があり(大体1万km)、それを超えた場合には、満了時の残価が減額されますので、日常での長距離の運転を頻繁に行う場合には契約するかどうか注意が必要です。
ヴォクシー残クレ月々の支払い|実際の月々の支払いは?
ヴォクシーハイブリッドを例にとって残価設定型プランで購入した場合の月々の支払いをシミュレーションした一例をご紹介します。
ヴォクシーハイブリッド ZS 7人乗りの場合
カラー:白
インテリア:本革、ナビ付き
販売店:東京
頭金:なし
ボーナス払い:なし
の場合、()内は同条件で、通常のローンを組んだ場合の支払い料金は、
- 残価設定プラン3年:初回69,754 円(119,243円)、二回目以降:67,800 円(116,100円)
- 残価設定プラン4年:初回63,676円(89,862円)、二回目以降:59,200円(89,100円)
- 残価設定プラン5年:初回52,275円(76,980円)、二回目以降:52,100円(73,900円)
となっております。
なお、別のグレードの見積もりや追加オプションをつけた場合など、ほかの条件が知りたい方は、トヨタのホームページ内のヴォクシーハイブリッドのページ(http://toyota.jp/voxy/grade/hy_v/)の見積もりシミュレーションにて確認することができますのでそちらをご参照ください。
ヴォクシー残クレ月々の支払い|ドレスアップしたい人でも残クレは検討の価値アリ
これまで紹介したように通常の使用であれば残クレは月々の支払いが抑えられることは理解していただけたと思います。
ですが、ヴォクシーはドレスアップを楽しむ車でもあるため、ドレスアップ目的で購入されるユーザーさんには残クレは少し相性が悪いと思います。
ですが、3年から5年の契約満了後、残価を一括かローンでの支払うことになりますので、その後であればドレスアップしても問題がなくなります。
ですから残クレであれば月々の支払い料金が抑えられる分、最初の購入時にオプションをすこし多めに付けるなど、ちょっとしたドレスアップ気分を味わうなど工夫して契約満了まで過ごすなんて使い方で残クレを利用することもできます。
ヴォクシーハイブリッドを購入する際は一度検討されることをオススメします。