カローラフィールダーhvの実燃費はどの位の実力を持つ物なのか、数多く有るトヨタのハイブリッド車の中でも小型のステーションワゴン車として、一般のユーザーや企業の社有車としても人気が有るカローラフィーフダーhvですが、走行条件等によってその実燃費は大きく変化して来ます。
そこで実際の走行条件を織り込みながらカローラフィールダーhvの実燃費を確認して見ましょう。
カローラフィールダーhv実燃費とカタログ燃費
カローラフィールダーhv実燃費と、カタログに記載された燃費を比較して見ましょう。
先ずカタログに記載されている燃費はJC08モード燃費となりますが、カタログ値は33.8km/Lとされており、さすがにハイブリッド車で有る事が伺えます。
一方、実燃費の平均値は21.0km/L程で有るとされており、その燃費達成率は70.5%となります。
カローラフィールダーには1.5Lガソリンエンジン車や1.8Lガソリンエンジン車がラインナップされておりますが、それらのガソリンエンジン車の実燃費が16.0km/Lから23.0km/Lとされている為、カタログに記載されている燃費はおおよそ2倍程の良い数値を叩きだしている事が判ります。
カローラフィールダーhv実燃費を向上させるには
カローラフィールダーhv実燃費を少しでも向上させる為に、その走り方を少し工夫する事も大切です。
カローラーフィールダーhvにはECOモード(低燃費走行モード)と、EVモード(電気走行モード)の2種類を選択する事が出来ます。
ECOモードはアクセルや車全体の装備等への電気供給を抑える省エネモードで、省エネ化を図る事でガソリンの使用量を抑える効果が有ります。
一方EVモードは、ガソリンエンジンを一切使用せず、バッテリーに充電された電気のみで走行するモードです。
街中等で渋滞気味の道路を走る際には省エネに有効なモードとなっておりますが、時速30km/hを超えるとEVモードが自動的に切れエンジン走行に切り替わります。
これらのモードをうまく使い分ける事でカローラフィールダーhvの実燃費を向上させる事が出来ます。
カローラフィールダーhv実燃費と走行条件
カローラフィールダーhv実燃費をその走行条件毎に見てみましょう。
走行条件は市街地、郊外、高速道路の3種類を選択した実験結果となっております。
先ず最も走行頻度が高いと考えられる市街地走行での実燃費は22.2km/Lとなっており、渋滞等で低速走行時にはモーターだけで走る事が出来る為比較的低燃費の傾向が見られます。
次に郊外や主要幹線道路等の比較的車の流れが良い道路の場合には27.5km/Lを記録しており、スムーズな車の流れに乗る事で更に低燃費に繋げる事が出来ると考えます。
最後に高速道路での実燃費ですが22.0km/Lとなっております。
高速道路を走行する場合にハイブリッドの特徴でもあるモーターのサポートが得られずガソリンエンジンのみの走行となってしまう事が多くなる為、実燃費が伸びない結果となっております。
カローラフィールダーhv実燃費とハイブリッドシステム
カローラフィールダーhv実燃費を考える場合、先ずそのハイブリッドシステムとガソリンエンジンのバランスを考える事も大切です。
カローラフィールダーhvに搭載されているガソリンエンジンは1.5Lエンジンが搭載されており、最高出力74PS/4,800r.p.mを出しますが、一方でハイブリッドシステムのモーターでは最高出力が61PSになっており、ハイブリッド用モーターとガソリンエンジンを比較した場合、そのパワーにほぼ差が無い事が判ります。
このパワーによって走り始めに多く使われるモーター走行にもほぼストレスを感じる事無くスムーズなスタートを実現しております。
ちなみにこのハイブリッドシステムはトヨタのアクアと同じシステムが導入されてますが、アクアよりも車重の重いカローラフィールダーhvでもスムーズな走行を実現しております。
カローラフィールダーhv実燃費とコスパ
カローラフィールダーhv実燃費においてそのコスパを確認しておきましょう。
カローラフィールダーhvの車両価格は220万円から250万円程に設定されております。
一方1.5Lエンジン車の場合は160万円から220万円程に設定されており、価格差は30万円から60万円程ハイブリッド車の方が高い設定になっております。
しかし、ハイブリッド車には多くのメリットが有り、勿論燃費の良さを挙げる事が出来ますが、車を購入後の自動車取得税や自動車重量税の減額や免除等のエコカー減税の適応が受けられ、燃費の良さによる経済性以外の面でのメリットも大きくなっております。
長い目で見た場合のコストパフォーマンスはやはりハイブリッド車に有ると考えられます。
カローラフィールダーhv実燃費のまとめ
カローラフィールダーhv実燃費はカタログに記載されている燃費に対しての燃費達成率が70%程度で見込む事が出来ます。
但し、走行条件や運転の仕方によっては1.5Lのガソリンエンジン車と同等の燃費迄落ち込んでしまう事が考えられます。
そこで燃費を少しでも向上させる為の運転方法には注意を払っておく事が必要です。
特にトヨタのハイブリッド車に搭載されているモーターの力を充分に活かせるエコ運転を心掛けましょう。
又、カローラフィールダーには1.5Lと1.8Lのガソリンエンジン車もラインナップされておりますが、長く乗るので有ればやはりハイブリッド車のコスパの良さに魅力を感じる事が出来ます。