アクアの税金が9,000円になるって本当なの?
トヨタのハイブリッドカーとして人気のアクアですが、ハイブリッドカーならではの維持費の安さが魅力です。
では実際にどのくらい維持費が安いのでしょうか。
今回、アクアの税金が9,000円になる理由をまとめました。
アクアの税金が9000円になる|アクアなど自動車にかかる税金
自動車を購入・所有するにあたり、必ず支払わなければいけない税金は3つあります。
1.自動車取得税
自動車を新車や中古車で取得したときに課せられる地方税です。
取得価額が500,000円を超えるすべての自動車が対象となり、税額は取得価額の3%です。
こちらは自動車を取得した1回のみ払い込めば良いものです。
2.自動車重量税
自動車の新規登録時や車検での再登録時に課せられる税金で、自動車の重量により税額が決まります。
3.自動車税
自動車を所持することに対して課せられる税金で、用途や総排気量によって税額が決まります。
4月1日時点での自動車の所有状況に応じて課せられ、毎年5月末までに払い込むことになります。
アクアの税金が9000円になる|制度
自動車に関する税金には、その税額が免除もしくは減額される2つの制度があります。
1.エコカー減税
エコカー減税とは自動車取得税と自動車重量税が時限的に免除される制度です。
国土交通省が定める排出ガスと燃費の基準を満たす自動車に対し、自動車取得税と自動車重量税を50、75、100%の3段階で減額もしくは免除するものです。
例えばハイブリッド車や電気自動車など、排出ガスが著しく少なくかつ燃費も良い車に対しては100%の免除となり、自動車取得税と自動車重量税を支払わなくて良くなります。
2.グリーン化特例
グリーン化特例とは、排出ガスと燃費性能が一定基準を満たして優れており、環境に与える影響が小さい自動車に対して自動車税を段階的に減額する制度です。
反対に新車登録から一定期間が経過しており環境に負荷をかけやすい自動車に対しては一定額の増額を行います。
アクアの税金が9000円になる|仕組み
まず自動車取得税ですが、アクアではおよそ43,700~57,000円ほど課税されます。
自動車重量税は36,900円課税されます。
アクアはエコカー減税対象車なのでこれら2つの税金は免除され、支払う金額は0円です。
次に自動車税ですが、こちらもグリーン化特例の対象となり税金が減額されます。
しかし購入時の自動車税は優遇されないため、初回は最大31,600円が課税されます。
次年度はグリーン化特例で税額が75%減税となり、支払う金額は9,000円です。
3年目からは再び年間34,500円の自動車税を支払わなくてはいけません。
アクアの税金が9000円になる|理由
上記の通り、アクアではエコカー減税が適用されるので自動車取得税と初回の自動車重量税は支払わなくて良く0円となり、グリーン化特例が適用されるので2年目の自動車税が75%軽減され9,000円となります。
これら2つの優遇制度を適用するには一定の排ガス基準と燃費性能基準を満たさなくてはいけません。
アクアは1.5Lのエンジンに小型のハイブリッドシステムを搭載しており、排ガス量はガソリン車に比べてとても少なくなっています。
また、燃費も税位グレードで37.0km/Lとコンパクトカーでは驚異の数値を誇っています。
このようにアクアはハイブリッドカーならではの優れた排ガスと燃費性能を持っているので税金が優遇されます。
アクアの税金が9000円になる|メリット・デメリット
アクアのメリットは前述した通り税金の安さが挙げられます。
車両購入時にはほとんどの税金を支払わなくて良くなり、また毎年課せられる自動車税も減額されます。
また、コンパクトカーでは驚異の37.0km/Lという燃費性能を誇っており、燃料代もガソリン車等に比べると安く済みます。
反対にデメリットとしては、他のガソリン車と比べると車両本体価格が高いことです。
グレードにもよりますが車両本体価格はおよそ1,700,000~2,200,000円と同じコンパクトカーのガソリンエンジンタイプと比べると高く設定されています。
それでも同じハイブリッドカーと比べるとお得な価格ですし、何より維持費が抑えられるのは魅力です。
アクアの税金が9000円になる|本当に9000円だった
アクアの税金についてまとめました。
アクアはエコカー減税の対象車であるため自動車取得税と初回の自動車重量税が免除され、またグリーン化特例の対象車であるため2年目の自動車税が9000円になります。
これらを合わせるとアクアの税金は9000円で済むというわけです。
アクアには税金が安くなる制度があるという他にも燃費が良いため燃料代が安いなどのメリットもあるため、自動車を購入する際には候補にいれてみてはいかがでしょうか。